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生憎の雨天のなか、でんくうの研修バスツアーが開催された。
午前7時過ぎにでんくう総合案内所を出発したバス2台は、最初の目的地である堺市に向かう。
高速道路に乗りしばらくすると、バスの中では恒例のビンゴゲームが始まった。前方のルーレット画面に数字が出るたび「よし、リーチや!」「いらんとこばっかり開くわぁ」など歓声が飛び交い、おおいに盛り上がった。
阪神高速に入ると渋滞が発生し、時間の都合上、行程にあった堺市博物館(大仙公園)行きがやむなく中止となる。堺市内に入るとバスは二手に分かれ、1号車は方違(ほうちがい)神社、2号車は堺市役所へと。
途中から堺観光ボランティアガイドがバスに同乗し、方違神社の歴史や百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録への取り組みについてなどの説明を受けた。
(注記:1月19日、同古墳群のユネスコ推薦が正式に決定した)
方違神社は創建が紀元前に遡るという由緒ある神社で、参加者は熱心に参拝し、御守りを買い求めていた。堺市役所21階の展望ロビーからは眼下に大仙古墳(仁徳陵古墳)などが一望でき、ここでもボランティアガイドによる丁寧な説明を受け参加者は熱心に聞き入っていた。
昼食場所の自然食レストラン・ナチュラルガーデンで合流。旬の冬野菜をふんだんに使用した多彩な料理が並び、参加者は取り皿に盛り付け、約80分間のランチタイムを楽しんだ。
午後からは1号車は堺市役所、2号車は方違神社へと。
空港では、普段は立ち入ることの出来ない保安区域へバスを乗り入れ、ここでも専属のガイドによる案内があった。
飛行機の燃料タンクや機内食の工場などを車窓から見学し、滑走路近くのフェンス越しからは航空機の離着陸を間近で見ることができ、参加者はフェンスにかじり付くようにして写真や動画を撮影していた。
バスは展望ロビーへ到着し、建物内にあるショップで空港ならではの買い物を楽しんだり、展望台から航空機の着陸風景を眺めていた。
空港見学を終え、途中で西宮名塩サービスエリアに立ち寄り、午後7時前にでんくう総合案内所に帰着。
雨は降ったものの比較的暖かい一日となり、貴重な体験をした参加者はお土産を手にそれぞれの帰路についた。
参加人数84名