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毎年恒例のしめなわづくり。スタッフは「この伝統技術を伝えたい」参加者は「しめなわづくりを覚えたい」との思いで会場は熱気ムンムン。
使用する藁は10月の「バスツアー田舎満喫」の収穫体験で稲刈りをした山田錦。雨にぬれると綺麗な藁にならないため、屋内で大切に乾燥。今の稲刈りはコンバインで刈り取り、藁はすぐに裁断し田んぼにふってしまうので、農家の協力とスタッフのお世話があり山のような藁を準備できる。
左から七五三、ごぼう、リース、めがね(小)、めがね(大)
綺麗な藁が用意出来たら、もう出来たようなものと言いたいが、縄を綯ったこともない参加者も多い。 また、途中から飛び込み参加する人も多く、指導スタッフも大変。その上ごんぼ(ごぼう)と呼ばれる上級者向けを作りたいと言う人が多い。めがねも左右の縄の太さやバランスが大切。輪がひとつだけのリースが一番作りやすい。
それぞれの技術や飾る場所などでどれにするか決める。自分で頑張る人、先生に手伝ってもらう人などに、経験を重ねた指導スタッフはポイントをうまく伝え2時間ほどで完成。御幣とウラジロ、ユズリハ、小ミカンを水引で飾ると立派なしめなわ!
「数年かよってようやく自分でできるようになりました!」と言う参加者も。意外に女性も多く、子ども連れの方は家族で仲良く作業。
完成したしめなわを手に、皆さん笑顔で帰られた。良い年をお迎え下さい。
10日:26名 18日:34名参加