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第 1 回の北はりまボランティアガイド養成講座上級編 第 1 回目の実踏研修地は西脇市・加東市でした。参加者 7 名で光明寺~闘竜灘~長明寺~犬次神社~兵主神社の順番にバスで研修に出発で す。
① 光明寺(加東市上滝野) 五峰山光明寺は播磨平野を一望出来る山頂にあります。 加東市観光ボランティアガイドの芹生様の案内で、まず、播磨平野の素晴らしい景色を 堪能した後、急勾配の坂道を頑張って登って行きました。( 次の日、思いっきり筋肉痛になりました(+o+) ) 朱色の仁王門をくぐると、文殊堂、山上鎮守社などのお堂が続き一番奥に本堂がどっし りとした構えで建っていました。
また、本堂の裏手に光明寺合戦で有名な本陣跡合戦場があり、その合戦の様子を詳しく話 して下さいました。
② 闘竜灘(加東市上滝野)
芹生様が光明寺に続いて闘竜灘も案内下さいました。 川底いっぱいに広がる奇岩怪石が見事な風景をつくりだしている闘竜灘ですが、この日 は前日からの雨で川の流れが強く、川べりからの説明となりました。
昔はもっと浅瀬や岩が多い危険な箇所であったのを、豊臣秀吉の命令により岩を削り水 路を掘って舟が通れるように整備され、高砂港まで高瀬舟で物資を運ぶ航路として活躍 していたようです。
また鮎漁が盛んで、筧漁は闘竜灘の名物として多くの観光客が闘竜灘の景色と鮎を食べ る為に訪れていたようです。
ただ、川の汚染などで昭和 30 年頃をピークに鮎が激減し、現在は川の浄化とともに少し ずつ鮎も戻っているとのことでした。
③ 長明寺(西脇市高松町)
源頼政公ゆかりの里、長明寺ではお昼のお弁当を本堂横にて参加者全員で頂いた後、ゆ っくりと境内を見て行きました。 やはり、鵺(ヌエ)退治で有名な頼政公と鵺の像は一見の価値がありました。
参加者で鵺が今まで想像していた物とあまりにも違うのですごく話が盛り上がりまし た。 お堂の屋根瓦も三面鬼になっていたり、狛犬になっていたりと、普段気にかけないところもゆっくり見て行くと、探求心を刺激するものばかりでした。
④ 犬次神社(西脇市堀町)
起源は古く、第 15 代応神天皇が鹿狩りに来られた際、猟犬が猪と戦ってこの地で果て たのを哀れんで葬られた猟犬(真奈志漏:まなしろ)が祀られています。
昔から犬のお産が軽い事から、安産の神様としても有名なようです。 犬次神社は全国でもここだけの他にはない珍しい神社です。 現在、線路を渡ってすぐのところに神社があり、真横を走る電車にびっくりしました。
⑤ 兵主神社(西脇市黒田庄町)
黒田官兵衛が三木城攻略の戦勝祈願で訪れた事で有名な神社ですが、本殿は茅葺き平屋 長床形式でどっしりとした建物でした。 少し離れたところにある極楽寺本堂裏にある「太閤の腰掛石」と呼ばれる、豊臣秀吉が
腰掛けたと言われる石があります。 参加者で秀吉のように座ってみましたが、なかなか座りにくい石でした。
今回、5 か所の地点をまわらせて頂きましたが、身近なところに素晴らしい所がたくさ
んあることを知ることが出来ました。
今後、あと 3 回の実踏研修があります。 ぜひ多くの方に参加頂き、北はりまの魅力を知るとともにボランティアガイドを目指し て頂きたいです。