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旧来住家住宅での出来事

 月1日、旧来住家住宅に40名の団体見学があった。
京都林泉協会という団体で、毎月第一日曜日に例会として各地の庭園を中心に建築・石造品・仏像など、関連する文化財を講師の解説を受けながら見学されている
今回は、「播磨・西脇地方の名園を巡る」として、旧来住家住宅を訪れた。
 
京都林泉協会は、昭和7年(1932)6月に造園家・庭園史研究家の重森三玲氏らを中心として創立された、80年の歴史ある日本庭園の研究団体。

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<京都林泉協会の配布資料より>
旧来住住宅庭園は、主屋と離れ座敷の南側に広がる空間に作庭された池泉観賞式庭園である。離れ座敷の竣工が大正4年、主屋が大正7年であり、このころから作庭に掛かったと考えられる大正時代の作庭が現存している。
 作庭は、抹茶御三家の薮内宗匠の設計で庭師今里捨之助の施工によるものである。
 
主観は枯滝石組で、大滝と小滝の二つの枯滝が組まれている。水系は滝から落とさず池泉に注がれている。池の水漏れのために、近年護岸に乱杭が使われ修理しているのが目につく。また、小滝の落口に層塔が移動されている。

湯殿に付随する客化粧室は、煎茶式の茶室と思われ付随する茶庭(露地)に、降り蹲踞が組まれている。手水鉢に唐船形(舟形)手水鉢を据えた見事なものである。

 
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早速、庭園の写真を撮られる参加者たち。今回のように違った視点でサテライト見てみると面白いのではないか?と感じた!

その後、寿司・割烹万松に立ち寄り昼食。

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昼食後
、重森三玲作庭の個人庭園(西脇市2庭・多可町1庭)を巡られた。


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