| 出発時は黄砂でうす曇り、参加者も予防のためかマスクの人が多い。しかし、歩くうち日が差し始め、のどかな的場集落を抜けると目の前に金蔵山が現れた。
蓮華寺を通り過ぎると鹿防除の金属の柵がめぐらされ、門を開けて山に入る。以前下見に来た時はここで昼間なのに数頭の鹿を見ている。
簡易舗装の林道から分かれ金蔵山の登山道は急で、マイペースで登るしかない。 |
| 噴き出る汗に、上着を脱いだり、休憩しながら20分~40分で金蔵寺に到着。本堂での彼岸法要は始まっていたようだが、用意されたお茶をいただき、縁側に腰かけ先ずは一服。
千年杉も養生の甲斐あって元気になったらしい。(ちょうこの写真撮影の背面に。近くからは千年杉の全体を写すことができない) |
| 彼岸法要は 毎年春と秋に行われる。
法要のあと、本堂で内護摩がたかれ、その後本堂より少し上にある山中(護摩場)で紫燈大護摩供が行われた。 |
| 僧侶、法螺貝を吹く修験者(山伏)、参拝者と順に登り、全員揃ったところで、僧侶から紫燈大護摩供のわかりやすい解説があり「問答」から始まった。
続いて奉弓の儀、奉刀の儀、奉斧の儀が行われ、参拝者の添護摩も納められ、松明で火が点けられた。モクモクと煙が舞い上がり、火の粉が飛び散りる。修験者たちが火事にならないよう周辺に水をまく。大きな炎は見ていて飽きない。
山中での芝居を見ているような、興味深いひと時だった。すべての儀式は1時間足らずで終了。その後見学者は火のそばに集まり暖を取った。 |
| 日射しのあるところで、待ちかねたお弁当を食べ下山。お陰を頂いたのか、体も軽く滑らないように歩く。登りと違ってあっという間の下山だった。 |
| 集落の道に出ると一安心。途中のお墓には彼岸のお墓参りの人の姿。のどかな里の風景、ツクシも顔を出し参加者は笑顔でもう少し歩く。
この写真の道の奥が登山口。左上の山並みの木が少しまばらなところが金蔵山。 |
| スタート地点のかみの朝市南販売所の駐車場は広く、ここに車を置かせていただけます。またこの販売所は水曜日と日曜日の朝早くから開店していて、賑わっています。 |